東海林 勇行 様は2006年商品さきもの投資家応援ナビ「先輩投資家の声」ご登場のいただきました先輩投資家です。
主な取引データ 取引歴 : 取引手法 : 好きな銘柄:
東海林 勇行 様の概要 今回は大学のゼミで理論経済学を学んだことがきっかけで職業として「商品アナリスト」を選んだ方に商品先物取引の魅力を語っていただきました。
ご紹介いただいた社=オーバルネクスト:http://www.ovalnext.co.jp/ -------------------------------------------------- Q1:商品先物との出会いはどのようなきっかけでしたか。 A1:大学の「国際商品論」という授業の中で金や大豆など国際商品について勉強したのが始まりです。 経済における先物市場の役割を理解するきっかけになったのは、ゼミで「理論経済学」を学んだことです。
Q2:アナリストを目指したのはなぜですか。 A2:ゼミで「理論経済学」を勉強していくうちに自分で調査や分析することを仕事にしたいと思ったのが始まりです。
Q3:なぜ商品を選んだのですか。 A3:就職活動をするとき最初は大手のシンクタンクを狙っていたのですが、商品にも興味がありましたので商品先物取引の会社も回りました。試験を受けてやってみようと決意しました。
Q4:アナリストとしてスタートしたのはいつ頃ですか。 A4:1997年です。翻訳の仕事も兼任していましたが、大半はアナリストとして仕事をしてきました。
Q5:1997年です。翻訳の仕事も兼任していましたが、大半はアナリストとして仕事をしてきました。 A5:担当が金やプラチナなどの貴金属なので、朝出社したら分析記事を書いたり、国内の市況を書いたりしています。そのほかにも経済指標の解説をしたり、投資資金の世界的な流れを説明する記事を書いたりしています。
Q6:先物市場の海外とのつながりをどのように見ていますか。 A6:先物市場の機能として生産者のヘッジ機能があります。市場を見るときに国内と海外を区別する方もいますが、実は現物市場と先物市場があって、現物市場を通じて国内と海外の先物市場はつながっているのです。
Q7:情報収集についてどのようにお考えですか。 A7:今ではインターネットでかなりの情報を収集することが可能になりました。私が仕事を始めた時に比べるとインターネットに流れる情報が多くなってきています。国内のニュースに比べて英文のニュースを見ると、プロと一般投資家の情報格差はほとんどなくなっているように感じます。
Q8:商品先物市場は今後どのように展開していくのでしょうか。 A8:2005年11月に中東のドバイで初めて金の先物取引が始まりました。中東は原油の主産国ですが先物市場はありませんでした。初めてドバイに先物市場ができたことで、先物市場が必要なところが世界にはまだ多くあると思っています。 日本の動きとしては、大型商品としてコメがいずれ認可されたときに、コメ市場が投資資金を呼び込むと思っています。海外では近年商品投資が盛り上がっており、商品がらみのETF(上場投資信託)が登場しました。ETFを通じて先物市場に投資資金が流れ込んでいるため、商品先物市場は拡大傾向にあります。
Q9:商品先物取引の魅力とは何ですか。 A9:一番の魅力は、普通では稼げないお金が稼げるということですね。これは実際に取引するトレーダーに限って言えることですが、アナリストの私から見ると羨ましい限りです。
Q10:これから商品先物取引を始める人へメッセージをいただけますか。 A10:投資する際に大切なことは大きな流れをつかむことです。次に資金管理をしっかり行って一発で大きく失敗しないようにすること。最後にもうひとつは心の安定を常に心がけてリラックスして相場に取り組むことです。 商品の基本は需給にありますので大きな流れをつかむ事ためには需要と供給の分析をすることが大切だと思います。株取引の場合、株を持って保有するという考え方ですが、先物取引は取引の期限が決まっていますから、価格変動を利用したトレードの仕方を勉強していただきたいですね。
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