先輩投資家の声

 メッサーラ 様


メッサーラ様は2006年商品さきもの投資家応援ナビ「先輩投資家の声」ご登場のいただきました先輩投資家です。

主な取引データ
取引歴  : 3年
取引手法 : オンライン取引
好きな銘柄: オイル関係/ガソリン

メッサーラ様の概要
「商品先物取引」という言葉を始めて知った当時は怖いというイメージがありました。投資の勉強を進める中でそのイメージは変わっていきました。
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Q1:商品先物取引という言葉を知ったのはいつ頃ですか。
A1:大学時代に聞いたニュースですね。テレビや新聞を通じて先物取引で大きな損を出してというようなことを目にしました。

Q2:商品先物取引への印象はいかがでしたか。
A2:怖いというイメージです。自分がやることはまずないだろうと思っていました。

Q3:投資を始めることになった理由を教えていただけますか。
A3:相続でまとまったお金が入ってきたからです。まとまったお金でしかできないことをしようと株式投資を同時多発テロが発生した2001年に始めましたがうまくいきませんでした。取引は半年程でやめてしまい、投資はしばらく休んでいました。

Q4:商品先物取引を始めるきっかけになったことは何ですか。
A4:投資を休んでいろいろ勉強しているときに最初に知ったこととは別の商品先物取引の形を知ることになりました。勉強の中で商品先物取引もおもしろいかもしれないことや投資の手段として充分使えるということを理解しました。

Q5:商品先物取引について勉強して改めてどのようなことを感じましたか。
A5:元々持っていたイメージとは違うものでした。私が勉強していた2002年頃は商品先物取引に関する海外の翻訳本がたくさん出版されていました。それらを読むと海外のトレーダーは株式、商品先物、債券、為替という境界を持っていないことがわかりました。投資にはイメージが悪いとか良いとかはないはずだと感じました。

Q6:商品先物取引を始めるきっかけとなった本は何ですか。
A6:林輝太郎さんの本ですね。株式の本を読んでも引用されている例が商品のことだったのでこれはどういうことだろうと興味を持ちました。

Q7:商品先物取引を始めたばかりの頃はいかがでしたか。
A7:今思うと当時は考えたつもりでも建て過ぎでしたね。これはいけると思って建玉を増やしたわけではなく事前に枚数を決めていたのですが、その枚数自体が多過ぎたということです。買っても下がることもあるし売っても上がることもあるのですが、逆に動いたときにも次のトレードに必要な資金を残しておくことが理解できていなかったですね。

Q8:「ロビンス・タイコム・チャンピオンシップ」を知ったのはどのようなきっかけですか。(メッサーラ氏は第6回大会(2005年)の優勝者です)
A8:『1000%の男』という第1回大会の売買の様子を記録した書籍です。商品先物取引を始める前に読んでいてそれで知りました。

Q9:「ロビンス・タイコム・チャンピオンシップ」に参戦した理由を教えてください。
A9:勝てるは思って参加したわけではありませんでした。『1000%の男』に登場する投資家たち同じ場に立ちたかったというのが理由です。チャンピオンシップを内側から覗いてみたかったのです。

Q10:参戦を始めたのはいつですか。
A10:商品先物取引を始めた2003年からです。4年5年6年と連続して参加しました。

Q11:参戦して学んだのはどのようなことですか。
A11:チャンピオンシップのルールで資金は自分が最初に入れた金額と決まっています。多くの参加者が収益率を上げようと最低金額の資金で取引するのですが、私も同様でしたから決められた少額の資金を失わないように増やすということが非常に難しいというのがわかりました。

Q12:優勝までの3年間の道程はいかがでしたか。
A12:参加してみたもののチャンピオンシップとは関係なく、2003年はダメでした。2004年はチャンピオンシップとは別の口座ではまずまずの成績でした。ところが資金が小さい枠の中での取引でレースとなると他の人の目が気になって、ここで増やしたいとかこうすれば順位が上がるかもしれないとか余計なことを考えて失敗しました。

Q13:優勝の勝因はどんなことだったと思いますか。
A13:コンテストに優勝することと関係のない部分でもありますが、自分に合った手法を最初から最後まで貫くことができたことですね。それが一番大きい勝因です。もうひとつは私が優勝した2005年の前年の優勝者もそうでしたが、資金の増加に応じて枚数をそれほど増やしていないということです。淡々と最初に決めた枚数で取引したことが最終的には優勝に繋がったのかもしれないです。

Q14:取引を始める前に気をつけることはどのようなことでしょうか。
A14:一番大切なことは建て過ぎないということですね。小さ過ぎるぐらいのポジションでいいと思います。
最初は取引しなければわからないこともあります。損失も先行投資と考えるべきですが損する金額はできれば小さい方がいい。投資の勉強中に全部失ったら意味がないですから少ない枚数で取引するのが良いと思います。
取引を始める前にルールはしっかり勉強してほしいですね。株式は何となくわかる部分が多いですが、商品先物取引には追証が発生したり限月制があったり納会や発会など独自の仕組みやルールがあります。それらを学習してから参加してほしいですね。

Q15:先物取引を学ぶコツはありますか。
A15:取引すること自体が勉強になります。何もわからないまま始めるのもどうかとは思いますが本をたくさん読めばいいというものではありません。取引してみなければわからないことがたくさんあります。

Q16:商品先物取引の魅力は何でしょうか。
A16:資金効率が良いということですね。もうひとつは売りと買いが平等にできるということです。株式の場合でも借りるという手段がありますが逆日歩を払わなければならないなど金利の面でややこしくなったりします。銘柄によっては現物のみで信用銘柄ではないものは売りもできません。商品先物の場合は売りも買いも同じようにできるというのが自分にとっては魅力ですね。

Q17:これから商品先物を始める人へメッセージをお願いできますか。
A17:昔のイメージですと、商品先物は大丈夫かなと思う方がたくさんいらっしゃると思うのですが、そんなことはないですよ(笑)と言いたいですね。商品先物取引はいろいろな使い方ができると思います。ガソリンが上がったらそれを眺めているだけではなく先物市場でガソリンを一枚建ててヘッジすることもできます。商品先物取引に対してもっと興味を持っていただければと思います。



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