先輩投資家の声

 あっくん 様(前編)


あっくん様は2007年商品さきもの投資家応援ナビ「先輩投資家の声」にご登場いただきました先輩投資家です。

主な取引データ
取引歴  : 7年
取引手法 : オンライン取引
好きな銘柄: 金

あっくん様(前編)の概要
証券取引を始めて読むようになったマネー情報誌で商品先物取引に興味を持ったのが取引を始めたきっかけです。最初の取引銘柄には金を選びました。
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Q1:商品先物取引という言葉を初めて知ったのはいつ頃ですか。
A1:就職活動していたのが1992年なのですがその活動の中で知りました。

Q2:その頃、商品先物取引に対する印象はいかがでしたか。
A2:商品先物会社から自宅に届いたダイレクトメールを見てなんだろうと思いましたね。それまではまったく知らなかったのですが、会社の説明会に行く仲間もいて、周りからの話ではハイリスクハイリターンで危ない取引じゃないかという声ばかりでしたから、悪い印象の方が当時は強かったですね。

Q3:商品先物取引を始めたのはどのようなきっかけからですか。
A3:社会人になって、4、5年経った2000年くらいでしょうか。証券取引を始めたので投資系のマネー雑誌などを見る機会が増えたのですが、雑誌の中で商品先物取引の記事を見かけるようになりました。今まで怖いとだけ思っていたけれど、一体どういう取引なのだろうという興味から調べ始めたというのが始めるひとつのきっかけとなりましたね。

Q4:一番初めの取引銘柄に「金」を選んだのはなぜですか。
A4:経験のない人が始めるときはそれほど値動きが激しくないものからスタートしたほうがよいと雑誌に載っていましたので、それで初めは金を選んだのです。

Q5:最初の取引の結果はいかがでしたか。
A5:失敗は何もしていないですよ。最終的には利益を出すことができました。上がったり下がったりを繰り返しながら長いスパンで見ると斜めに上がっているように見えるのですが、一週間などの短いスパンで見ると日々上がったり下がったりを繰り返していますので利益が出たり、損が出たりを何回か繰り返しながら利益を上げることができたという感じでしたね。

Q6:商品先物取引のリスクをどう見ていますか。
A6:「先物取引はハイリスクハイリターンだから怖い」とどこに行っても耳にするのですが、なぜハイリスクハイリターンになるのかということを自分なりに勉強したときに、倍率が大きいからだということを発見しました。倍率が大きいという前提が自分の頭の中にあれば、値段が上がったときに入ってくる利益、逆に下がったときに出る損益は証券取引と変わらないということで、最初の資本額をセーブすることができれば驚かないで済むのかなという気もします。

Q7:現物取引との違いをどのように理解すればよいのでしょうか。
A7:たとえば金の取引をなさる方で先物が怖いとおっしゃる方は、現物で取引する。100万円で貴金属店から金の延べ棒を買ってくるわけですよね。先物取引の場合は6万円、10万円の証拠金で100万円分の金を動かすわけです。この原理を理解できれば、先物取引は怖くない取引だということはおそらく理解していだだけるのではないかと思います。

Q8:商品先物取引での「売り」の魅力について教えていただけますか。
A8:考え方は人それぞれだと思いますが、これまでの例を見ていくと、値段が下がっていくときは意外とスムーズにずんずんずんと下がっていく。逆にどちらかというと上がるときにはずいぶん時間がかかるものです。私は考え方によっては「売り」の方が早く利益が確定すると思っていますので「売り」はおもしろい投資手法だなと思っています。今、オイルの価格が世界的に上がっているというニュースが度々報道されています。どこかでかならず反動が出てくるはずですから、「売り」のタイミングはどこだろうと狙って市場を見ているところです。

Q9:取引を始めた頃に比べて判断できるようになったのはどんなことですか。
A9:プロの方からみれば大した情報ではないかもしれませんし、大した判断力ではないかもしれませんが、自分なりにこういうことが起こるとこっちかなという判断は取引を始めた頃に比べる少しずつできるようになってきたかもしれませんね。もうひとつは値段が上がったり下がったりする理由については新聞の情報からキャッチしていますが、こういうことが起こるとこうなるという結び付きがいくつかのパターンとして頭の中にできてきたかなと思ったりします。

Q10:取引していて楽しいと感じるのはどんなことですか。
A10:経済の中で起こっている出来事と直結している部分が多々ありますので、単純に新聞を眺めるというよりは、アメリカで洪水が起こったというニュースを見ると、そうなのかと思うだけでなく、もしかすると作物に影響が出るかもしれない、オイルに影響が出るかもしれないと結びつけていくところがおもしろいですね。

Q11:商品先物取引をこれから始める方にアドバイスをお願いします。
A11:自分がとっつきやすいところから入っていくといいと思いますね。相場の判断の仕方としてテクニカルがありますが、これは人によって好き好きが分かれます。私はどちらかというとファンダメンタル派ですからどういうことがあると需給バランスから見ていく機会が多いのですが、関心がある方から入ればいいと思います。もうひとつは投資金額が極端に大きくならないようにマイナスの方向に働いてもあんまり驚かない金額からスタートするのが一番かなと思います。

Q12:資金はどのように配分したらよいのでしょうか。
A12:自分なりにシミュレーションして、損失が出ても我慢できる金額をイメージしつつ、30円、50円上がればこれだけ利益が出ると、逆にマイナスが出た場合はこれだけ損失が出るということを最初に計算しておき、我慢できる範囲であればそこからスタートを切ってもいいのかなと思います。仮に設定するならおそらく皆さんが一番大事な核と考えている預貯金の中から人によっては10分の1からスタートしてみてもいいかもしれません。何度か経験する中で自分なりのゆとりのある資金の範囲はここだと見えてくるのかもしれません。



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