先輩投資家の声

 IFA 様


IFA様は2006年商品さきもの投資家応援ナビ「先輩投資家の声」ご登場のいただきました先輩投資家です。

主な取引データ
取引歴  : 11年
取引手法 : 対面取引→オンライン取引
好きな銘柄: 金・白金・コーヒー

IFA様の概要
ストラドル取引で先物取引を始めましたが取引手法を変えたら損失を出してしまいました。取引再開のきっかけは同一銘柄のサヤ取りを知ったことです
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Q1:商品先物取引という言葉を初めて聞いたのはいつ頃ですか。
A1:言葉を聞いたのは1984、5年です。20年程前ですね。商品先物取引の営業社員から電話をいただいて話を聞いたのが最初です。

Q2:商品先物取引に対する印象はいかがでしたか。
A2:当時はとにかく儲かります(笑)と言われました。会って話は聞きましたが中身がよくわからなかったし手元にもお金がなかったのでそのときは断りました。

Q3:実際に商品先物取引を始めるきっかけになったのはどんなことですか。
A3:1995、6年頃、仕事が安定して余裕ができたときにとある方から「ストラドル」の話を聞く機会がありました。金と白金の売りと買いを組み合わせて利益を狙うという方法に興味を持ったことが取引のきっかけですね。最初に言葉を知った頃に比べれば商品先物取引の知識も増えていました。その中で片側だけで売り買いするのはリスクが高いと感じていたのでこの方法ならと考えて取引を始めたのです。

Q4:「サヤ取り」で取引を始めた頃の成績はいかがでしたか。
A4:3、4年は取引していました。利益もほどほどに出ていました。

Q5:商品先物取引から一度離れた理由を教えてください。
A5:担当の営業社員が入れ変わって金と白金ではなく別の商品を紹介されました。セットで取引していたのを片建てで取引するようになったら運用していた資金を大きく失ってしまいました。このまま取引を続けるのは無理だと考えました。当時は対面取引が中心で相場をインターネットで見るという時代ではありませんでしたし情報がすぐ入ってこないこともあって1回休もうと考えて取引を中止しました。

Q6:取引を再開したきっかけは何ですか。
A6:私はハイリスクな先物運用を考えていませんでした。別の方から同一銘柄のサヤ取りの方法をお聞きしてこれなら金と白金でのサヤ取りよりもリスクを抑えられると感じました。それでコーヒーの取引を始めたのです。インターネットが普及し始めていたことも再開するきっかけになりましたね。

Q7:「サヤ取り」という手法のメリットはどんなところですか。
A7:先物自体の値動きは激しいのですが、サヤ取りの場合は同じ銘柄の限月違いですからそれほど大きく値段が動きません。会社に勤めている方でも時間的な拘束をそれほど受けずに取引できることが一番メリットではないでしょうか。リスクを押さえて株と同程度の利益を上げるようなイメージで取引されるのなら充分妙味はあると思います。

Q8:取引をするときに気をつけてほしいのはどんなことですか。
A8:運用する目的とターゲットをきちんと決めることですね。それと大事なのことはロスカットです。投資ですから絶対成功するとは限りません。どこまでいったら損切りすると決めておけばそれ以上の損はしません。ルールをきちんと決めることは大事だと思いますし自分自身もそれを実行しています。

Q9:FP仲間は商品先物取引へどのようなイメージを持っているのでしょうか。
A9:FP(ファイナンシャルプランナー)は様々な勉強をしていますが、商品先物に対する認識はそれほど高くないと思います。皆さん興味は持っていますので、FPとしてというよりも自分自身が投資の選択肢として考えられるようになるともっと認知度が高まると思います。そうなればFPとしてお客様に説明するときもリスク、リターン、メリット、デメリットを的確にアドバイスできるようになると思います。

Q10:商品先物への理解を深めてもらうにはどのようにすればよいでしょうか。
A10:ちょっと手厳しいかもしれませんが、商品先物取引業界自体の質を向上させることですね。それから情報がインターネットを通じて発信されるようになりましたが、投資に関する情報をもっといろいろな形で手軽に入手できるようにしていただきたい。商品先物取引を勉強するベースとなる情報をもっと多く発信してほしいとも思っています。

Q11:投資手段として商品先物取引をどう評価していますか。
A11:商品自体は私たちの生活に身近なものです。生活の中のものを見ていくと実際にガソリンの値段が上がったり金の値段が上がったりという実需の部分が見えてきます。それらを通じて商品先物取引を見ていくと、難しいものというよりはもっと身近なものと感じられると思います。投資というスタイルから見ても株や債券とは違った手法として取り入れてみたらおもしろいマーケットだと思います。

Q12:これから商品先物取引を始める方へアドバイスをお願いできますか。
A12:初めは得して損したという立場から申し上げると、始める前に商品先物自体を勉強された方が良いと思います。マーケットや取引手法の特性を理解せずに人に勧められたまま取引を始めると失敗する可能性が高いですから最低限の知識を習得してから始めたらいいと思いますね。
最初はわからない部分が多いのなら、運用をプロに任せるということで商品ファンドを買って商品マーケットの動きを勉強してみることもひとつの方法です。自分で取引するのであれば、資金の額を決めて、価格が動く銘柄よりは動きの少ないものから始めるとよいでしょう。価格がマイナスになった場合のロスカットについて決めておけばそれほど大きい怪我もせずに済みます。安定運用するのであればサヤ取りという運用手法を勉強して始めたらいいのではないでしょうか。



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