(1)大豆ミールは、大豆から大豆油を抽出して作ります。大豆ミールはタンパク質が豊富で加工食品や豚、鶏等の家畜飼料の原料として使用されます。家畜飼料としては、とうもろこしよりも割高であるものの、高タンパクであることから肥育を早める効果があり、家畜を早く肥育し出荷する場合や飼料コストにこだわらない場合などに、配合飼料として大豆ミールを使用する傾向が高くなります。
(2)生産動向=2003-04年度の世界全体の大豆ミール生産量は、1億3878万トンです。
世界最大の大豆生産国である米国は、大豆ミール生産国としても世界最大でシェアは22.7%を占めています。
大豆(原料)をつぶして製品の大豆油と大豆ミールを生産すること圧搾と言います。大豆油は、代表的な食用油の主原料で、大豆ミールは高タンパク飼料となります。大豆ミール消費が増加すると圧搾量も増加する傾向があります。圧搾についての詳しい資料は、NOPA(全米油糧種子加工業協会)や米商務省統計局からの統計データが発表されます。
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