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■商品特性
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ガソリンは、揮発性が高い液体です。本来のガソリンは、無色透明ですが、使い方を間違える危険性から、染料を添加されオレンジ色にしています。
ガソリンのほとんどが自動車の燃料として消費されています。。
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■生産動向
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ガソリンは引火点が低く、爆発の危険があることがら、消防庁の定めた基準をクリアし、資源エネルギー庁に登録をしたガソリンスタンドが取扱を許されます。
自動車、工業用、航空燃料等に使用され、需要は、季節、天候、景気などに左右されます。
また、一般的に景気が好調なときは、ガソリン需要が伸び、景気が低迷している場合は需要が減少するとされます。
日本国内のガソリン需要は行楽シーズンの5月、8月と年末が多く、自動車を利用して行楽地へ行くため、また帰省する人々の自動車の燃料として利用されていると考えられます。
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@ 平成24年〜26年 ガソリンの需給動向 (単位:1,000kl)
年 月 |
年初在庫 |
供給 |
需要 |
年末在庫 |
生 産 |
輸 入 |
その他供給 |
国内向販売 |
輸 出 |
その他需要 |
平成24年 |
1,845 |
53,670 |
2,807 |
1,577 |
57,094 |
867 |
53 |
1,886 |
平成25年 |
1,886 |
54,329 |
1,913 |
667 |
55,234 |
1,561 |
262 |
1,738 |
平成26年 |
1,738 |
53,540 |
1,590 |
968 |
53,608 |
2,737 |
10 |
1,481 |
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出所 |
:経済産業省資源エネルギー庁「資源・エネルギー統計年報(石油)」平成24年〜平成26年 |
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A 平成21年〜26年 四半期ごとのガソリン需給動向 (単位:1,000kl)
出所 |
:経済産業省資源エネルギー庁「資源・エネルギー統計年報(石油)」平成21年〜平成26年 |
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■変動要因 |
ガソリンの価格変動の要因は、他の石油商品同様に、原油価格動向や為替変動要因、石油製品の需給要因があり、この他に製品の流通事情や政策動向、税金等の問題がかかわるとされます。
需要面からすると、自動車燃料としての需要が増えることとして、自家用自動車の燃料は行楽シーズン等の大型連休にピークを迎えるため、この時期に天候が良いと需要が増えます。
また、近年、環境保護に対する関心の高まりやガソリン価格の高騰等から電気自動車や燃費の良いハイブリッドカー等のエコカーに乗り換える動きがあります。エコカー保有、販売台数が増えるとガソリン需要の減少につながるため、エコカー情報についても注目する必要があります。
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