八ツ井 慶子 様は2006年商品さきもの投資家応援ナビ「先輩投資家の声」ご登場のいただきました先輩投資家です。
主な取引データ 取引歴 : 1年 取引手法 : 対面取引とオンライン取引の併用 好きな銘柄: 金
八ツ井 慶子 様の概要 商品先物取引は、2005年11月28日にネット取引ではなく、「対面取引」で始めました。初トレードでは資金が1.7倍になりました。
紹介いただいた社=家計の見直し相談センター:http://www.370415.com/index.html -------------------------------------------------- Q1:商品先物取引という言葉を初めて耳にしたのはいつ頃でしたか。 A1:中高生の頃にドラマを見ていて耳にしました。登場人物が小豆の取引で大失敗して身包み剥がされてしまうというマイナスイメージから知ったのが最初ですね。
Q2:商品先物取引を始めたきっかけを教えていただけますか。 A2:リスクのある投資商品なので不安はあったのですが、上司に勧められたのが始めたきっかけです。当時は株に熱中していたので商品先物取引までは目が届きませんでした。最初は対面取引で営業社員からのアドバイスを参考にしながら、2005年の11月28日に金を1枚買ってみました。これが初トレードですね。
Q3:「対面」での取引を選んだのはどんな理由からですか。 A3:初めは教わりながら取引したほうが早く覚えられると思ったこととリスクにどう対応したらよいかというノウハウやアドバイスが心強かったからです。 ご自身で対応できるという方には手数料が高いのでメリットは低いかもしれませんが、とりあえず始めてみようという方には「対面」もひとつの方法だと思います。 。
Q4:対応した営業社員への印象はいかかでしたか。 A4:親切に電話で対応してくださって、価格が思惑とは逆に動いたときに仕切りの提案をしてくれたのはとてもありがたかったですね。
Q5:トレードで失敗したのはどんなことですか。 A5:対面で取引している中で自分なりの考え方を持つようになりました。自分なりの方法でトレードするために途中からは併用してネット取引の口座を複数持ったときがあります。ネット取引の口座は、忙しい時にはほったらかしになってしまいました。思った方向と逆行したり、ある口座は建玉しているのをすっかり忘れていたりして、気付いたときには値洗いが相当悪くなってしまったことがあります。
Q6:失敗した経験からどのようなことを学びましたか。 A6:ほったらかしにしては良くないと思いました。今では数多くの口座数は持たずにシンプルに取引しています。
Q7:商品先物取引を実際に行って感じたのはどんなことですか。 A7:取引を始めて1カ月も経たないうちに投資した資金が1.7倍になりました。商品先物取引はこんなに儲かるのだと気持ちがハイになったのですが、2005年末の金の大暴落で数日の間に投資額が半分近くまで下がったときには、なんて先物は恐ろしいのだろうと思いました。商品の良さと怖さを短期間で知ることができたので良い意味での洗礼を受けたと思っています。値段が高くなった時にはこのまま上がり続ける夢を描いてしまったのですが、それが続くことはなくて、急激に下がったときに先物の怖さを肌で感じることができたのも良い勉強になりました。
Q8:商品先物取引の楽しさとはどんなところですか。 A8:株を始めたときもそうでしたが視野が広がることですね。商品先物取引は株よりもワールドワイドです。タイで洪水が起こったことは私たちには関係ないような気がしますが、ゴム農園がダメージを受けたという情報でゴムの価格が上がって儲けることができたりしました。もちろん逆の影響を受けて損をすることもありますが、自分と関係のない海外で起きたことが自分には跳ね返ってくることを実感できるおもしろさが商品先物取引にはありますね。
Q9:FPの資格を取得した時期はいつですか。 A9:CFP(日本FP協会が認定しているFPの国際ライセンス)を取ったのは、2000年の6月ですね。
Q10:女性FPの眼から商品先物取引をどのように見ていますか。 A10:商品先物取引に対する私の最初のイメージが悪かったように、一般の方もまだそのように思っている方が多いのではないかと思います。手数料が自由化されたり勧誘の方法が制限されてきたりして状況が変わってきたとも思っています。商品先物取引はモノに対する投資なので実需が必ずあります。投資の1つとして極端に避けてしまうのはもったいないなという気がしています。いろいろな金融資産を用いてポートフォオを組んで運用する中に商品先物取引を組み込むのは、リスク分散として私は良い方法だと思っています。
Q11:女性投資家へのメッセージ。 A11:FPとしてお客様とお話していて感じるのは、女性はリスクに対する許容度が低いということです。元本割れは絶対に嫌だというお客様が多いですね。でも私たちの日々の生活はリスクだらけです。女性の場合はどんな男性と結婚するかどんな子供が生まれるかなどのリスクがあります。人生もリスクだと思うのですが、金融のリスクに対する感度が変に強いように感じます。金融商品のリスクはある程度勉強すればわかるものです。女性投資家にはリスクとうまくお付き合いしていく感覚をもっと持っていただきたいと思いますね。
Q12:これから商品先物取引を始める方へのアドバイスをお願いします。 A12:仕事を抱えている方であれば、値動きが激しい銘柄は気持ちに影響を受けるので避けたほうがよいと思います。うまくいったときは嬉しいのですが、逆にいったときは精神的にダメージを受けるからです。どこまで自分がリスクを取れるのかその管理が重要ですね。取引をしていく中でマイルールを決めていくこと。それに従う精神力な強さも大事だと思いますね。
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