先輩投資家の声

 岩佐 次朗 様


岩佐 次朗 様は2006年商品さきもの投資家応援ナビ「先輩投資家の声」ご登場のいただきました先輩投資家です。

主な取引データ
取引歴  : 7年
取引手法 : オンライン取引
好きな銘柄: 穀物全般/トウモロコシ、大豆、コーヒー、小豆
ご紹介いただいた社=オーバルネクスト:http://www.ovalnext.co.jp/

岩佐 次朗 様の概要
商品先物会社で働くきっかけになったのは学生時代に観た映画です。会社を辞めてから自分で商品先物取引をするようになりました。
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Q1:商品先物取引と出会った頃のことをお聞かせいただけますか。
A1:学生時代に「ウォール街」という映画を観ました。証券会社を舞台にした映画ですが、主人公が大きなお金を動かしているのを見て格好良いと感じました。証券会社で働きたいと思いましたがひょんなことから商品取引会社を知ることになりました。商品取引会社の方が世界とダイレクトにつながっていると感じて、こちらの方がおもしろいと商品先物の会社に就職しました。

Q2:商品取引会社に就職したのはいつ頃ですか。
A2:1996年ですね。就職氷河期と言われていた頃です。日経平均株価は14,000円でした。入社してから3年半営業をしていました。

Q3:実際に商品先物取引を始めた時期はいつ頃ですか。
A3:会社を辞めた1999年9月以降に自分で投資を始めました。

Q4:商品先物取引を始めるきっかけとなったのはどんなことですか。。
A4:商品先物取引の営業をしているときにいろいろなお客様を見てきました。勝っている方もいましたが、負けている方のパターンがほとんど同じでしたので、その逆をすれば勝てるのではと思ったことがきっかけです。自分ならもっとうまく取引できるのではないかと思いました。

Q5:投資手段に商品先物取引を選んだのはなぜですか。
A5:まずは少額で取引できるというのが一番の理由でした。当時は20代でお金もほとんど持っていなかったので株取引はできなかったからです。
次に株と違って商品は動く幅が少ないことです。株は2倍、3倍、10倍と動きますが、商品はモノですからひとつの相場で10%、大きくても30%の動きです。だから取り組みやすいと思いました。最後に季節的要因があることも魅力のひとつですね。

Q6:投資を始めてから勉強し直したのはどんなことですか。
A6:実際に自分のお金で投資してみると心理的なものに大きく左右されることがわかりました。うまくいっているときは良いのですが、逆に動いたときには誰でもそうですが、おだやかではいられません。揺れない心を作るために将棋のプロやゴルフのプロの本を読んでメンタルを強くするための努力をしました。また群衆心理学や行動心理学の本を読んだりしました。

Q7:商品先物取引で失敗したことを教えてください。
A7:大きく勝った後にさらに深追いしてしまったことですね。買いを増やしていったら最後に大きな損失を出してしまい、金額の大きさに身動きが取れなくなったという経験があります。

Q8:失敗して気づき、学んだことは何ですか。
A8:小さな枚数での取引を心掛けること。心にゆとりを持つこと。負けのトレードから反省点を探して次のトレードに向かうことです。

Q9:失敗したときはどのようなパターンが多いのですか。
A9:反省点を書き出してみると負けるパターンは決まっていました。最初の損切り、最初の負けを見過ごしたことが最後には大きな損につながっていました。自分の意志ではなく相場に負かされるという感じで負けていますね。

Q10:取引で成功したときのパターンはいかがですか。
A10:利食いの時は「腹八分目」。これくらいでいいと思ったところが天井になることが多いので、「腹八分目」を心掛けていると良い結果が出ています。

Q11:商品先物取引で好きな銘柄を教えてください。
A11:穀物全般ですが、トウモロコシ、大豆、コーヒー、小豆の4品ですね。これらは1年に1回できるものなので季節的要因が毎年明確にあるため相場が読みやすいという点が好きなところです。

Q12:穀物相場の醍醐味はどのような点でしょう。
A12:トウモロコシは7月の初旬が大事です。この時に高温乾燥だったらその年のトウモロコシは不作になりますが、懸念は懸念で終わることが多いのです。懸念で買われて高値をつけるケースが多いのでそれを追っていく。人気の逆を取引しやすいということです。

Q13:これから始める人へのアドバイスをお願いできますか。
A13:自分に合った1つの手法を磨いていくことが大事だと思います。最初にストップロス、損切りの額を決めておくことも大切です。商品取引会社が開催するセミナーなどに参加することもひとつの方法だと思います。

Q14:取引を始めてから初心者に勧めたいことはありますか。
A14:「売買成績表」、家計簿のようなものですが、Excelで勝率の統計を記録したら良いと思います。

Q15:商品先物取引をする上で特に気をつけることはどんなことでしょう。
A15:余裕資金で取引することと資金をすべて注ぎ込まないということです。ストップロスをきちんと使うことも大切ですね。値段を見ながら損切りするのは難しいので、朝の段階で注文を出しておくのが機械的にできて良いと思います。



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