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■商品特性
(1) 2003年9月に上場された商品です。石油業界からの価格のヘッジを目的とした石油業界の取引が予想されます。
 高出力で熱効率の高い製品であるために、バスやトラック等の大型車両の燃料に用いられており、自動車関連の動向で需要が決まってきます。
 軽油は流動点の違いから5種類に分類されます。これは、軽油の性質上、地域や季節によって使い分ける必要があるためです。
※使用時期や種類については、JIS規格によるガイドラインが設けられています。
(2)

生産動向=軽油の需要先はトラック等の大型ディーゼル車であるため、需給動向は景気の浮き沈みが大きく影響します。また、年末12月(歳暮等の配送需要)と年度末の3月(引越による配送需要)は物量が他の月に比較して延びる傾向があります。
 軽油はガソリンより価格が安く、燃費も良い反面、排気ガスに含まれる硫黄分がガソリンよりも多いために、環境規制の影響を受けやすい燃料でもあります。このためクリーンな品質向上に注目が集まっています。

 
@ 平成24年〜26年 軽油の需給動向 (単位:1,000kl)
供給 需要
年初在庫 生産 輸入 その他供給 国内向販売 輸出 その他需要 年末在庫
平成24年 1,835 38,592 601 529 33,402 6,415 61 1,680
平成25年 1,680 42,396 353 421 33,753 9,343 134 1,619
平成26年 1,619 40,977 452 674 33,789 8,214 24 1,695
※販売部門は製造業者と輸入業者の合計
出所 :経済産業省資源エネルギー庁「資源・エネルギー統計年報(石油)」平成24年〜平成26年版
 
A 平成21年〜平成26年 四半期ごとの国内軽油販売量 (単位:1,000kl)
出所 :経済産業省資源エネルギー庁「資源・エネルギー統計年報(石油)」平成21年〜平成26年版

 

■変動要因
 市場で取引する際の主な判断材料として、軽油自体の需給動向は勿論のこと、他の石油製品と同様に原油価格や為替変動の影響を受けます。
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