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■商品特性
(1) コメは、とうもろこしや小麦とともに世界三大穀物と言われています。
 コメの品種は大きく3つあり、「ジャポニカ種」、「インディカ種」、「ジャバニカ種」に分類されます。
 ジャポニカ種は、主に日本、中国等で栽培されているコメで、特徴としては丸みを帯びた楕円形で粘り気があることが特徴です。インディカ種は、主に東南アジアや南アジアで栽培されているコメで、特徴としては細長く粘り気がないことが特徴です。ジャバニカ種は、主にジャワ島や中南米で栽培されているコメで、特徴としては丸みを帯びた楕円形でジャポニカ種より大粒です。ジャポニカ種より粘り気がありません。ジャバニカ種の遺伝子がジャポニカ種と近いことから熱帯ジャポニカと呼ばれることもあるようです。

 世界のコメの生産量の約9割はアジアで、消費もアジア中心です。
 2015年に収穫される世界のコメ生産量は精米された量で475.5百万トンが見込まれています。

@世界各国のコメ生産量(単位:百万トン)
世界合計
単位:百万トン
2010/11 2011/12 2012/13 2013/14 2014/15
(予想値)
450.0 467.0 471.9 477.0 475.5
出所:農林水産省「海外食糧需給レポート2014」平成27年6月公表版


A世界各国のコメ消費量(単位:百万トン)
世界合計
単位:百万トン
2010/11 2011/12 2012/13 2013/14 2014/15
(予想値)
445.0 459.8 468.6 480.2 483.3
出所:農林水産省「海外食糧需給レポート2014」平成27年6月公表版
(2) 生産動向=大阪堂島商品取引所に上場している東京コメ(※1)と大阪コメ(※2)は国産のコメを用いていますので、ここでは日本の生産動向を記します。最近の日本のコメ生産量は、毎年8.5百万トン程度で世界の順位だと10位前後です。
※1: 東京コメ=茨城県産、栃木県産、千葉県産のコシヒカリを標準品としています。
※2: 大阪コメ=石川県産と福井県産のコシヒカリを標準品としています。
 
B 日本の主な都道府県のコメ生産量 (単位:トン)
平成22年産 平成23年産 平成24年産 平成25年産 平成26年産
1 新潟県 617.8 631.6 655.7 664.3 656.9
2 北海道 601.7 634.5 640.6 629.4 640.5
3 秋田県 488.5 512.1 522.0 529.1 546.5
4 山形県 406.5 392.2 403.5 415.3 423.0
5 茨城県 406.0 396.9 411.6 414.4 412.0
6 宮城県 400.0 363.2 392.4 398.5 397.4
7 福島県 445.7 353.6 368.7 382.6 381.9
8 栃木県 343.2 351.4 344.8 364.5 344.7
9 千葉県 332.9 322.0 334.1 337.5 336.0
10 岩手県 312.5 297.6 305.2 300.3 309.1
22 石川県(参考) 138.3 137.3 138.9 139.4 135.1
23 福井県(参考) 138.8 138.6 137.0 139.4 133.6
その他 3,851.1 3,871.0 3,868.5 3,892.3 3,722.3
国内全体 8,483.0 8,402.0 8,523.0 8,607.0 8,439.0
出所 :農林水産省統計情報「確報 作物統計 水陸稲の時期別作柄及び収穫量」平成22年産〜平成26年産

 

■変動要因
 日本のコメの作付けから収穫までの育成シーズンは、4月から10月です。この時期を「天候相場期」と呼んでいます。
 天候相場期は、その季節ごとの天候(降雨量、気温、日照時間等)や生産動向を材料に価格が変動するケースがあるので気象情報には注意が必要だと考えられます。

4月〜6月位=作付け期, 7月=開花・受粉・着サヤ期, 8月〜10月=収穫期

 天候相場期が過ぎ、次の作付け期までの11月〜翌年3月位を「需給相場期」と呼んでいます。
 需給相場期は、政府備蓄米の買い入れやコメの出荷状況や卸、小売り、消費の各数量等に注目する必要があると考えられます。需給相場期においても、天候の急変(大雪、大雨の影響)により交通障害が発生すると、供給懸念が生じる恐れがありますので、天候には注意が必要だと考えられます。
C コメのクロップカレンダー
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
作付期 開花受粉
着サヤ期
収穫期
需給相場期 天候相場期 需給相場期
出所:農林水産省「海外食糧需給レポート2014」(平成27年6月版)を基に本会で作成
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