る  
   
 
来客筋(らいきゃくすじ)
雷同売り(らいどううり)・雷同買い(らいどうがい)
落潮(らくちょう)
乱高下(らんこうげ)
乱袋(らんたい)
乱手(らんて)
   
   
 
利食い(りぐい)
利ウ(りざや)
理想売り(りそううり)・理想買い(りそうがい)
利抜き(りぬき)
利乗り(りのり)
両建(りょうだて)
臨時休会(りんじきゅうかい)
   
   
 
連合(れんごう)
   
   
 
ローソク足(ローソクあし)
ロイター商品相場指数(ロイターしょうひんそうばしすう)
狼狽投げ(ろうばいなげ)
   
 
来客筋(らいきゃくすじ) 商品先物取引業者の店頭に来て、売買注文をする人のことをいう。
雷同売り(らいどううり)・雷同買い(らいどうがい) 自己の定見を持たないで、大手筋の動きに従ったりまたは突発的な事件に従って売ることを「雷同売り」といい、反対に大手筋の動きに従って買うことを「雷同買い」という。
落潮(らくちょう) 相場の下落の傾向をいい、その下落の傾向が続いて止まりそうにないことを「落潮止まず(らくちょうやまず)」という。
乱高下(らんこうげ) 相場の上下の動きが、激しく定まらないことで、「乱調(らんちょう)」または「乱調子(らんちょうし)」ともいう。また、このように変動が激しく落ち着かない相場を「乱相場(らんそうば)」という。
乱袋(らんたい) 麻袋など包装の一部が損傷して内容物が漏出し、規定重量より著しく目切れしたものをいう。包装がさらに大きく破損したものは、これを特に「破袋(はたい)」という。
乱手(らんて) 売り方または買い方が市場を混乱させる目的でとっぴな値段や数量を唱えて手を振ることで、「乱手をふる」ともいう。
 
 
利食い(りぐい) 利が乗った売り玉を買いもどし(利食い買い)または買い玉を転売(利食い売り)して差益を収めることをいう。
利ウ(りざや) 相場の変動、相場の開きにより生ずる差益金のことをいう。
理想売り(りそううり)・理想買い(りそうがい) 相場は現在安くなることもないが、材料による値下がりを予想してこの値頃までは売っていいという目安を立てて売ることを「理想売り」といい、反対に材料の出現による値上がりを予想して買うことを「理想買い」という。
利抜き(りぬき) 利益計算となった建玉を手仕舞い、その利益部分を抜き取り、新たに建玉を建てることまたは利益計算となった建玉の一部を利食いすることをいい、「金抜き(きんぬき)」ともいう。また、一度利食いしてその差益を加えたものを資金として、建玉を増加することを「利乗せ(りのせ)」といい、利乗せのために売ることを「利乗せ売り(りのせうり)」または「売り乗せ(うりのせ)」、利乗せのために買うことを「利乗せ買い(りのせがい)」または「買い乗せ(かいのせ)」という。
利乗り(りのり) 自己の売買玉が相場の変動によって計算上利益となっていることで、「利有り(りあり)」ともいい、計算上利益となることを「利が乗る(りがのる)」または「利になる」という。また、計算上利益となっている建玉を「利乗り玉(りのりぎょく)」、利乗り玉を有する者を「利乗り筋(りのりすじ)」という。
両建(りょうだて) 同一の客が商品先物取引業者に対し同一商品、同一限月の売り玉と買い玉とを建てておくことをいう。これは建玉が一時的に損失計算となっても、投げや踏みによって退かなくてもいいように売り玉と買い玉の両方を建てて、一方の損失を食い止め、適当と思うときに一方の建玉をはずして残った玉より利益を得ようとする売買戦法として行なわれる。また、同一商品先物取引業者が取引所に対し同一商品、同一限月の売り玉と買い玉とを建てておくことをいう。なお、両建玉の両方または一方を転売、買いもどしをして手仕舞いすることを「両建を解く(りょうだてをとく)」、「両建を外す(りょうだてをはずす)」または「両建落し(りょうだておとし)」という。
臨時休会(りんじきゅうかい) 取引所がある出来事によって臨時に立会を休むことをいう。
 
連合(れんごう) 市場で相場を売りくずしたりまたは買いあおったりするために作る連盟のことで、「売り連合」、「買い連合」のことをいう。
 
ローソク足(ローソクあし) 「罫(けい)線」の項参照。
ロイター商品相場指数(ロイターしょうひんそうばしすう) 英国のロイター通信社(現トムソン・ロイター)が発表している商品相場指数。世界の主要な一次産品を一つの指数にまとめてあるため、世界的な景況をみるうえで重要な一つの要因とみられている。
狼狽投げ(ろうばいなげ) 相場が急落し始めたため、相場の下落につれあわてて投げ売りすることをいう。