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見合い(みあい) |
見合うこと、つまり「つりあい」のこと。売りと買いまたは需要と供給が均衡していることで、「売り買いが見合う」とか「需給の見合い」と用いる。
または、先物取引では、背景に同数量の現物ポジションがあることをいう。「現物見合いの売り」とか「問屋筋が末端実需見合いの買い物を入れる」というように用いる。 |
見合い落し(みあいおとし) |
同一の委託者の売買建玉が両建となっている場合に、その両建を仕切って決済することをいう。 |
見返り売り(みかえりうり)・見返り買い(みかえりがい) |
ある商品を買ってそれが損となっているとき、それはそのままとして他の商品を売ることを「見返り売り」といい、反対に売ったものが損失となっているときに、それはそのままとして他の商品を買うことを「見返り買い」という。 |
見切り(みきり) |
相場が思惑どおりに動かないばかりかむしろ逆の方へと動きだして少々損勘定になっているとき、先行きの見通しを冷静に再検討するため、いったん建玉を仕切ること。「見切りをつける」といい、未練を捨てて決断すること。相場の格言にも「見切り千両」とあって、早目に決断することこそ大きな損失を未然に防ぐコツだと教えている。 |
見越す(みこす) |
将来きっとそうなるだろうと予測すること。「先高見越し」とか「先安見越し」という。例えば「インフレ気構えで先高見越しの大衆買いが殺到」などと用いる。 |
見込み(みこみ) |
そうなることが確実だと思うこと、「当て」と同意。相場の思惑が外れることを「見込み違い」といい、期待を裏切られた心情をあらわすのに「あてがはずれる」「見込みが狂った」などという。「豊作を見込んで売り急ぐ」などとも用いる。 |
未済高(みさいだか) |
まだ受渡しまたは転売、買いもどしによる決済の終らない建玉の数のことで、「取組高(とりくみだか)」または「未決済玉数(みけっさいぎょくすう)」ともいう。 |
水揚げ(みずあげ) |
商品先物取引業者の委託手数料収入のことをいう。 |
水がつく(みずがつく) |
利が乗った玉を手仕舞いしないうちに、損失計算となったことをいい、「水が入った」ともいう。 |
水びたし(みずびたし) |
建玉が見込み違いによって損失勘定となることをいう。 |
見通し(みとうし) |
現在わかっている情報や材料に基づいて将来の価格動向を予測すること。十分に情報を収集し材料を分析しないで予測をたてることを「見通しが甘い」という。 |
見直す(みなおす) |
市場の人気が回復して相場が上向きとなることで、「見直し(みなおし)ともいい、低調であった市況が何かの動機で高い方に向うことを「見直り(みなおり)」という。 |
皆代金(みなだいきん) |
約定総代金「丸代金」のこと。 |
皆掛(みながけ) |
内容物のほか風袋の重量も合わせて計算すること。「正味」の対話。 |
見張り(みはり) |
電子取引導入以前、取引所の高台に立って立会いを監視し、売買が成立するたびに記帳係にそれを知らせる取引所の係員のことで、「伝声方(でんせいかた)」、「ラッパ」または「市場目付け(しじょうめつけ)」ともいう。 |