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八百長売買(やおちょうばいばい) |
売り方と買い方とが互いに馴れ合いで商内をすることで、「馴合売買(なれあいばいばい)」または「八百長(やおちょう)」ともいい、「仮装売買(かそうばいばい)」とほぼ同じ。 |
約定(やくじょう) |
市場で会員がした売買契約のことをいい、その契約による売買値段を「約定値段(やくじょうねだん)」、売買契約の数量を「約定数量(やくじょうすうりょう)」、売買契約数量に約定値段を乗じて計算したものを「約定代金(やくじょうだいきん)」または「約定金高(やくじょうきんだか)」という。 |
約定差金(やくじょうさきん) |
帳入値段と約定値段の差額のことをいう。 単一帳入値段制をとる取引所においては、同一計算区域内での新規建玉は、すべてある一つの値段に引き直されて帳簿に記録されるが、この場合の帳入値段と約定値段との差額で、帳入値段の決定により損となる会員から徴収し、益となる会員に交付するのをいう。 |
約定値段(やくじょうねだん) |
取引所における売買約定を締結した値段。単一約定値段制(板寄せ式)を採用している先物市場では同一商品、同一限月の売り買いの注文が同一場節で約定成立したときは全て一本の値段で成立したこととなり、また複数約定値段制(ザラバ式)を採用している先物市場では、個別(相対)競争取引となるので、同一の時間帯でも取引は複数(個々)の値段で成立する。 |
約定値段等(やくじょうねだんとう) |
現物先物取引等にあっては、取引が成立した呼値当りの約定値段。指数先物取引にあっては約定指数を、またオプション取引にあっては、取引が成立した呼値当りの対価の額をいう。 |
夜越し(やごし、よごし) |
売買玉をその日に手仕舞せず、翌日以後に持ち越すことをいい、「宵越し(よいごし)」ともいう。 |
安足取り(やすあしどり) |
罫(けい)線用語で相場が低落傾向にあることまたは低落の幅のことで、「下げ足取り(さげあしとり)」または「安調子(やすちょうし)」ともいう。 |
安唱え(やすとなえ) |
相場が安いといわれること。すなわち、相場の気配が安いことをいい、「高唱え(たかとなえ)」の反対語。 |
安人気(やすにんき) |
市場の人気が先行き安いであろうと見通していることをいう。 |
安値(やすね) |
相場が安いことをいう。なた安値がなかなか忘れられなく、その相場が最も適正な相場のように錯覚して少し上がればすぐ下がるだろうと考えることを「安値覚え(やすねおぼえ)」、安値のときに行なわれた売買約定の取組みを「安値取組み(やすねとりくみ)」、大引けの相場がその日の最低の出来値である場合のこと。または寄付きの値段より大引けの値段の方が安いことを「安値引け(やすねびけ)」、今後相場が上がる見込みがあるので安値で買うことを「安値拾い(やすねひろい)」、相場が安値に下がった後、保ち合い状態にある場合の相場を「安値保ち合い(やすねもちあい)」または「安保ち合い(やすもちあい)」という。 |
安納会(やすのうかい) |
納会節の相場が安い場合のことをいう。 |
安含み(やすふくみ、やすぶくみ) |
相場の動きに下落の兆がみられることをいい、「高含み(たかふくみ)」の反対語。 |
休むも相場(やすむもそうば) |
常に売ったり買ったりするばかりでなく、ときには手仕舞って建玉も持たず、次の機会を待つのも相場道の一つであることをいう。 |
安模様(やすもよう) |
相場が安くなる傾向のあることをいい、「高模様(たかもよう)」の反対。 |
山(やま) |
乗るかそるかの思惑をすること。または相場の天井のことをいう。 |
ヤリ |
売り方の会員や場立ちが立会中に用いる言葉で、「売る」ということ、また、売り方のことを「ヤリ手(ヤリて)」という。 |